某有名私大生のブログ

慶應生女子が4年間で培ったものを残す就活?終活?ブログ

就活の見えないルールって就活生が作った都市伝説だと思う。(ほぼ)

こんにちはなつぽんです!

いよいよ学生最後の夏休みも終わって、秋学期の授業が始まりました~!

 

といってもあと1科目で卒業なので(1科目だけ残った笑)ほぼ学校に行く予定はないのですが…

 

 

お久しぶりのブログということで何を書こうか悩んでいたのですが、最近ツイッターパンテーンがだした広告(というか提案?)が話題になっていたのでそれに関してブログを書こうと思いました!

 

「そもそもパンテーンの話題ってなに?」ってなる人も多いと思うのですが、パンテーンの出した広告は簡単に言うと

 

 

暗黙の就活ルールに対する疑問のなげかけ

 

 

でした。

 

 

 

女子にとって就活といえばまさに黒髪。

 

中学生かよ!!!!とツッコみたくなるような黒髪×1つ結び、そして前髪ピンどめですよね。

義母と娘のブルース』ぎぼむすで綾瀬はるかがしてた髪型まさにあれです。

綾瀬はるかですら、真面目で芋感が出てしまうあの髪型…

 

 

うん、わかる誰だって無理。

綾瀬はるかですら無理なのに、一般ピープル余計無理。

 

 

3年生の夏にインターンに行き始めるころ、女子の明るかった髪の毛がどんどん黒になっていく。まさに黒染めは女子にとってこれから始まる就活への洗礼の儀式なんです。

 

 

決意と諦め、この2つが就活への黒染めには含まれてる気がします。

 

パンテーンの広告は、そんな黒髪×ひとつ結び×前髪ぱっちりの就活生女子の後ろ姿に、就活での髪型に対する女子の意見がびっちり書き込まれているものでした。

 

女子の髪型だけでなく、スーツを含む就活での服装、会話、メールのやりとりなど

 

何かと『暗黙のルール』の多い就活。

 

まあただ、たしかに男子のスーツ姿はかっこいいし、髪の毛をばっちりジェルでキメてる姿は「そりゃーリクラブもうまれるよねっ☆」と思わず納得せざるを得ないかっこよさ。

 

日本人男性は外国人男性に比べて身なりに関する意識が低い(イギリスでは小学生でも髪の毛セットしてるよ)ので、就活を気に目覚めるのはめっちゃいい機会だし悪いとこばかりじゃないけど

 

まるで自分が軍隊の1人にでもなったような、全く同じ格好をせざるを得ないのは、息苦しくて辛くなることもあるかと思う。

 

わかるよ!!!!!その気持ち!!!!!

 

 

 

それで、ちょうど夏休みが終わってどんどん選考が始まるこのタイミングで、就活生の後輩に向けて、メッセージを書きたいなと思ってこのブログを書きます!

 

 

 

まず大前提として、私は人に合わせるということがまったくもって苦手です。

思ったことがすぐに口から出る性格で、小学生のときから授業中に「はいっ!」と手をあげる子どもだったし、

ディズニーのジャングルクルーズでキャストさんが「いってらっしゃーい!!」といえば「いってきまーす!!」と大声で言います。

 

意味の分からないルールに従うことが嫌いで、先生とは言い合ったこともよくあった(それでも先生に恵まれて来たので、議論をしてくれたり、頭ごなしに怒られることはなかった)し、

友達と映画を見に行っても見たくない映画だったら別の映画を見るような人でした。

 

 

 

そんな私がいざ「就活!!」ってなったときにまず懸念したのは『就活には山のように見えないルールがある』ということ。

 

 

女子の黒髪×ひとつ結び×ぱっちり前髪もそうだし、黒無地のスーツやコート禁止(トレンチのみ)など、見た目もそうだけど話し方とか考えればキリがないよね。

 

そもそも入学式のとき、「大学ではスーツ着る機会が多そうだから」と紺ストライプの普通のウィメンズスーツを買ってた私は「それじゃあ就活できないね」と言われる始末でした。

 

え、紺ストライプでも無理なの??

ってか高校生のときから前髪命だし、前髪巻けないなんてことになったらその日のテンションダダ下がりで、お風呂上がりでも誰かに会うなら前髪だけでも巻きたい派なのにぱっちり前髪とか絶対無理…!死ぬ…!

でもこれが就活なの…!

 

と絶望していたときに思いついたのは、

 

「そうだ、とりあえず行ってみよう。」でした。

 

 

 

 

就活のルールってほんとにだめなの?って

行ってみて、たしかに従わないとダメそうだったら諦めようって思いました。

 

それで帰国後10月頭にあった合同説明会に、とりあえずオフィスカジャルみたいなベロアのスーツ上下に中は白ニットで、髪の毛は結ばずに巻いて行ってみました。

(合説2、3個行ったけど、このレクミーのやつとかあとワンキャリとか。レクミーは今年もあるっぽい!↓)

https://www.recme.jp/live/tokyo/?data=20atid111183

 

 

周りのほとんどは東早慶の学生で、黒無地のスーツを来てる人がほとんどだったけど、人事の人に話しかけたり社会人の人と話してても、だれも私の服装のことを気にしているような様子はなかった。

むしろ小綺麗にかわいくしていたほうが、男性社員ウケ(笑)はちょっと良さそうだなって思ったんです。

 

 

それまで

 

「就活だからさすがに自分のことは諦めなきゃいけないかな。年貢の納め時かな。」

 

ってちょっとらしくない不安を思ってた私の感想は

 

「全然いけるやん!!!!まじ無理って言っとった人だれ!?」って感じでした。

 

 

 

 

就活を終えた結果私が思うのは、就活の見えないルールを作ったのは、他でもない就活生なんじゃないかなということです。

 

 

たしかに就活をしてるとスーツ指定される場面は多々あるし、金融の厳しさは外資系といえど半端じゃないです。

たしかに金融で人様のお金を扱う仕事につく人は、真面目で成熟した人が求められるだろうから「そういう人間だよ!!」ってアピールするためにも黒無地スーツできっちりするっていうことは相手に与える印象を考える上で絶対に必要なことだと思います。

 

ただ、就活全般に関して「スーツは黒無地じゃないといけない」「シャツは白襟じゃないといけない」「髪の毛は真っ黒でしっかり止めてないといけない」っていうのは思考停止です。

 

 

 

もちろん、スーツやシャツにしわが1つもないことや、靴がきれいなこと、髪が整っていることは必要ですが、それは就活じゃなくて普段の生活でもいえること。

 

 

就活では全員がスーツを着て、外見の個性を無くして中身で評価しようとするのはとても重要だし、平等でいろんな人にメリットがあると思うのですが

 

「絶対に黒無地じゃないといけない!!黒髪じゃないといけない!!」っていうのは

 

「~~しなきゃいけない」っていうのを言い訳にして、何が就活で見られているかを考えていない人の行動で、そういう人たちが生んだ文化なんだと思います。

 

みんなと一緒で少しでも目立たないようにすれば失敗することはないっていう考えよりも、自分が自分らしくいられる環境を作ることや、結果として自分が他の就活生より少し目立つことになったときにその責任をとれる気概があるか、の問題だと思います。

 

 

 

世の中に就活ルールに関して書いてる記事は無限にあって、女子なら「面接はパンツ?スカート?」みたいな記事とか、男子なら「ネクタイは何色??」みたいな記事は山のように溢れています。

 

 

ここで私がどんな風に就活してたかというと

・紺ストライプのパンツスーツ

・コートはあたたかいウールのコート

・中にはラルフローレンのニット(かわいい)

・髪の毛は暗めの茶髪(赤茶系のときもあった)

・髪の毛は毛先ワンカールで巻く

・基本は結ばない

・化粧はいつもどおりマスカラがっつり赤リップ

 

 

です。

これはたぶん他の就活生からすると「え、なんで????」って感じだと思うのですが

選んでた基準は1つで「いかに自分がよく見えるか。自分らしく、みえるか」だけでした。

 

 

紺ストライプのパンツスーツはやや細めの私が一番仕事できそうにかっこよく見えたし、暖かい服装は寒がりの私が就活嫌にならないための必需品でした。

肌の色が黒いので、黒髪だと重く見えたし、可愛くしてるほうが自分に自信が持てたので、基本髪は巻いて結んでいませんでした。

(もちろん髪を巻いておろしてるときはパンツスーツ、スカートのときはアホっぽくならないように結んでみたりとバランスはとってたつもりだけど!)

 

 

服装を人と違うようにするっていうのは少し勇気がいることだと思います。

もちろん↑の格好だと、少し不真面目に見える人には見えると思うので、その分言動でしっかりしていることをアピールできるように頑張ったのと、巻いてても髪はつやつやで服装はきれいになっているように意識していました。

 

 

自分らしい格好で就活をすれば、前にも書いた「就活いやだ…、スーツ飽きた…、まじむりんご期」を少しでも軽減できると思います!

natsupon.hatenablog.com

↑就活誰もが絶対一度は辛いよ!(笑)って記事 

 

 

 

この格好で日系大手企業は全部受けてたけど、落とされたことはなかったので

 

就活に関するあれこれで悩まされている女子は

 

 

「自分が一番良く見える格好をつらぬこう!!!!」

ってアドバイスしたい!!

 

 

「自分に自信が持てること」は就活において超重要なこと!!

 

就活メイクなんて都市伝説みたいなもの(一部職種では必要かもだけど)で、ガンガン赤リップ塗ってもいいし、アイラインマスカラガッツリでも問題ないと思う!!!!!!ケバすぎたら「え、この子大丈夫!?」ってなるかもだけど!!

 

 

 

私は結局黒無地のスーツは自分で買うことはなくて(高いしね)、

身長10センチ位高い友達からもらったおさがりスーツを証明写真撮るときだけ着た!笑

 

 

最終面接も紺ストライプのパンツスーツで行ったし、全然いろんなところから内定出たから

よっぽどなところ(外資系金融のIBとか!ここは不用意な発言をしないこととか大人であることが求められるので、説明会兼座談会にオフィカジで行ったらめっちゃ浮くよ〜☆ 全然知らない就活生に「やばいっすね笑」って言われたよ☆ ここに居たら私は息苦しいだろうな、心のそこから合わないんだなって感じてそもそも受けるのやめました!)

を受ける人以外は自分に自信を持てる格好で行こうね~!!

 

そして少し目立ったぶん、ちゃんとした人間だってことをアピールしようね!!

 

 

 

就活の暗黙のルールみたいな見えないくそなルールで寒いとか辛いとか悲しい思いをする就活生が1人でも減って、楽しく自分らしく就活できることをパンテーンと同じように祈ってます!

あたたかくして美味しいもの食べながらがんばろうね!

 

 

なつぽん